礼儀作法

■香典袋のマナー

香典袋はどのタイプを選ぶべきでしょうか？

宗教に合わせて選ぶものですが、不明な場合はどの宗派にもお使いいただける「御霊前」を選ぶようにしましょう。 「御仏前」は四十九日位後に使う宗派が多いようですので、ご注意くださいね。 水引は繰り返してはいけないということで、ほどけない結びきりを準備しましょう。 その他には、仏式では「御香典」、神式では「玉串料」などが一般的です。

香典袋の書き方は？

外袋は、表書きの下に氏名を書きます。 中袋は、表側に金額を書き、裏側の左下にご自分の住所・氏名を書きます。 外袋の裏側の重ね方にもマナーがあり、まず下側を折ってから上側を重ねます。 重なりが下向きになることで弔意を表します。

■受付でのマナー

まずどのように挨拶をすればいいのでしょうか？

式場に着いたらまずは受付係の人に「この度はご愁傷様でございました」「この度は突然のことで心からお悔やみ申し上げます」等、簡潔に挨拶をします。

香典の渡し方は？

香典をふくさから取りだし、ふくさを軽くたたんだ後、香典袋が相手側に向くように「御霊前にお供え下さい」と言葉を添え、必ず両手で渡します。 ふくさに入れたまま渡し、ふくさを戻されることは、不幸が繰り返すとされますのでご注意くださいね。 既に香典を渡している場合は、「お通夜にもお伺いしましたので」と伝えましょう。

香典袋は「袱紗(ふくさ)」に包んで持参します。

香典袋を持参する場合、受付でバッグやスーツの内ポケットからむき出しの香典袋を出すのではなく、作法としては袱紗や風呂敷に包んで持参するのが良いとされています。

袱紗の色は、結婚式などの慶事にはエンジ・赤・ピンク・紫などの赤系統が、弔事には紺・グレーや紫が用いられます。「紫」は慶事・弔事のどちらでもお使い頂けます。

なお、祝儀と不祝儀では包み方が変わります。
祝儀では右側を重ねるように、香典袋では左側を重ねます。

不祝儀袋の包み方

• 1
  

  中央よりもやや右に祝儀袋を置きます。台付き袱紗(ふくさ)の場合はこのときつめが左側になります。

• 2
  

  右側の角を内側に折ります。
  
  
  

• 3
  

  下の角を内側におります。
  
  
  

• 4
  

  上の角を折り下げ、左側の角を内側に折ります。

• 5
  【表側】

  全体を包み込むようにします。

• 6
  【裏側】

  台付き袱紗(ふくさ)のつめがある場合は裏で留めます。

現在では、慶弔両用でき、ポケット式で取り扱いが便利な袱紗もあります。 ひとつお手元にご用意いただきますと、急な入用の際に便利です。

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服装マナー

1. Q1 / 喪服に許されるアクセサリーを教えて下さい。
2. Q2 / 黒いスーツに白いブラウスでも良いのですか？
3. Q3 / 靴は夏でもパンプスに限られますか？
4. Q4 / 真冬の葬儀。寒さに対応する良いアドバイスはありますか？
5. Q5 / 透け感のある素材やレース素材を喪服で着ても大丈夫？
6. Q6 / 子供の服装はどのようにすれば良いのでしょうか？

Q1 / 喪服に許されるアクセサリーを教えて下さい。

不祝儀では必要以上に飾り立てず、しかしどこかにポイントを置いた装いが大切です。真珠や黒オニキス、黒よう石、黒珊瑚などのネックレスやイヤリングで気配りのある装いを心がけて下さい。
→ブラックフォーマル小物はこちら。

Q2 / 黒いスーツに白いブラウスでも良いのですか？

洋装の場合、正喪装や準喪装は黒一色が原則。但し略喪装では白いブラウスでも構わないでしょう。

Q3 / 靴は夏でもパンプスに限られますか？

バックバンド、オープントゥサンダルでもあまり肌の見えないものであれば許されます。但し喪主や主な立場の方は、必ずパンプスなどを用います。

Q4 / 真冬の葬儀。寒さに対応する良いアドバイスはありますか？

喪主側など長時間にわたる場合は、かかと丈のロングドレスやロングスーツが良いでしょう。会葬の場合、ファッショナブルにならない範囲のパンツの組み合わせでも構いません。告別式など並んで待つ場合は、お焼香と出棺以外、コートを着用していても差し支えありません。

Q5 / 透け感のある素材やレース素材を喪服で着ても大丈夫？

肌の色が直接透けなければ透け感やレース素材を使用したブラックフォーマルでも問題ありません。

Q6 / 子供の服装はどのようにすれば良いのでしょうか？

女の子は黒のワンピース、男の子でしたら黒か紺のジャケットをお薦めします。もちろん学校の制服でも構いませんが、その際はソックスや靴の色もブラックを選ぶように配慮しましょう。